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● クラブ探し
2年生になると、転校したのをきっかけに、サッカーをやめ、2年生でも受け入れてくれるミニバスケットボールクラブを探し始めました。
ネットで見つけた、近所の3つのクラブで迷ったのですが、自転車で簡単に行ける場所にあるクラブに、まずは見学に行くことにしました。そのときは、そのクラブが、県を何度も制覇するような強豪チームとは全く知らずに見学に行ったのです。
指導者は異様に迫力のある人で、その人の一言できびきびと練習が切り替わっていきました。
指導の内容も難しく、プレッシャーの強いディフェンスに対してパスでボールを運ぶ数種類のパッシングダウンの練習、ペイントエリア内での数多くのバリュエーションのステップ、シュートのなどの練習をしていました。
私には、とても小学生がやる練習には見えなかったのですが、それについて指導者はこのように話してくれました。
「どれもバスケットでは基本となる動きの練習です。数学を学ぶにしても、公式を覚えないと応用はできませんよね。誰しも公式を覚えるのは辛いことです。でも、素直な小学生だからこそ覚えられるし、小学生のうちに覚えておかないと、後で覚えることは大変なことです。」
確かに、5、6年生たちは、それらの練習を難無くこなしていきます。「なるほど」と思いましたが、学びの達人である子供たちからすると好きなバスケットの練習に難しいことなどないんだな、と実感したのはもう少し後になってからでした。
私のやっていたバスケットは、とにかく早く走り高く跳んで相手をかわしてシュートするというもので、自分より運動能力の高い選手には歯が立たないという情けないものでした。変幻自在に攻撃ができたり、相手を出し抜くパスがさばける選手をいつも羨ましく思っていたものです。
ウチの子供も、運動能力で勝負はできないだろうけど、もしかしたらそういう選手にならなってくれる可能性があるかも、と期待してこのクラブに入ろうと決めました。
今思えば、この安直な判断が、子供のバスケット力を大きく伸ばすことに繋がったのですが、そのときは、露にもそんなことは思ってもいませんでした。
● 入部後
こうして入部して3か月ほどは、ただボールとジャレているだけでしたが、半年経ったころから、ボールに対してミートする動き、ミートした瞬間ピボットを踏もうとする動きができ始めていました。その後は、ドリブルが突けないので、攻撃にはつながっていかないのですが、バスケットの動きの片鱗を見た最初でしたので、オオッ!と思ったことを覚えています。
2年生後半になると、ドリブルとレイアップシュートが少しできるようになりました。ドリブルは上から押さえつけて前に突く形でしたので、いずれ横で突けるようにならなくてはいけないなと思っていました。
レイアップシュートは、指導者からは、「ジャンプする前の一歩目、二歩目の間にボールを体の外側に突き出して、ディフェンスから守らなくてはいけない。」とよく注意されていました。
子供のレイアップシュートは、ジャンプする前の一歩目、二歩目の間に、体の内側にボールを振って、その戻す反動でジャンプ、シュートするというもので、重たいボールをリングに届かせるための工夫をした結果だったのだと思います。
しかし、これではディフェンスにみすみすスティールのチャンスを与えているようなものです。
ミニバスをやっている多くの選手が、ランニングシュートの際に、この「体の内側にボールを入れる」動作をしています。ところが、これは下でボールを狙ってくる素早い選手にとっては、格好のスティール対象の動作となってしまいます。
よくランニングシュート中にディフェンスにボールをつかまれ、ヘルドボールまたはトラベリングになっているのを見かけますが、これは、一歩目、二歩目の間のボールの位置が無防備であることが大きな原因です。
しかし、2年生の体力では、その動作をするとボールがリングに届かなくなるため、なかなか子供はその動きをやめようとしませんでした。この動きは、3年生のときに買ってやったゴムボールでの練習によって、ようやく少しずつ直ってきました。
ただ、そのほかは、ディフェンスはデタラメ、シュートも届かない、ちょこっと出してもらった試合では、極度の緊張から具合が悪くなってしまうなど、本当にバスケットをやっていけるんだろうか、という気持ちで見ていました。
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