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ラダートレーニング

このサイトを我慢強く読んでいただいている皆様には、ウチの子供が体が重く、バランスの悪かったことがおわかりだと思います。ここでは、体のバランスを良くし、動きを軽やかにすることに絶大な効果のあったラダートレーニングをご紹介します。



ラダートレーニングとは

人並み以上に体の重いウチの子供の俊敏性を鍛えるためには、チーム練習だけでなく、何らかの個人練習をしなくてはいけないことは明白でしたので、5年生の終わりから、指導者からも薦められていたラダー(はしご)トレーニングをやることにしました。

よく、テレビでプロサッカー選手の練習風景で見かける、はしごのような形をした四角い連続したマス目を下に敷いて、端から端までの6〜7mを、さまざまなステップでマス目を通り全速で駆け抜けるという、アレです。昔、子供たちがやっていた「ケンケンパ」という遊びの発展系のようなものですね。(知らない?)
運動は、脳から神経を通って筋肉に伝達されて開始されます。ラダートレーニングは、この脳から各筋肉への伝達速度をあげることによって、反応を速くし、俊敏性を高めようという練習です。また、ステップを複雑にすることで、股関節周りの鍛えにくい筋肉や、バランス感覚も鍛えることができます。

早速、丸めて小さくたためる類のラダートレーニング器具を購入、youtubeで練習方法を確認し、練習を始めました。



実際にラダートレーニングをやってみると・・・

予想通り!
子供にやらせてみたところ、四角いマス目を素早くまっすぐに進むことすらままなりませんでした。下半身のと上半身の動きが連動していないことが明らかで、足が素早く前に出ても体はそのスピードについてこれません。少し複雑な足裁きになると、転ばないでやり切るのがやっとでした。

これでは、バランスを保ったまま、ディフェンスをかわしてドライブインをしたり、ペイントエリアで素早くステップを踏むことなどできるはずがありません。「バランスの悪さの原因はここだったのか」と、まるで空気の漏れる浮き輪の穴の開いている場所を見つけたような気分でした。

それから毎日、私も子供と一緒になって、15分間ラダートレーニングをするようになりました。あるパターンの動き方を覚えたら、今度は全速でその動きを正確に繰り返し行います。これを半月かけて8パターンほどマスターするころには、明らかに子供の動きに変化が見られるようになりました。

腰の位置が高くなり、上半身が固定された状態で、足だけがマス目を鋭く弾くような動きに変わってきたのです。すごーくよく言えば、ダンサーがステップを踏むときの体が宙に浮いているような感じです。(私はただ疲れが溜まるだけの結果に終わりました・・・。)

バスケットは、体を押されたり、ルーズボールに飛びついたりすることで、自分でも予測のできない体勢になることがあります。このとき、バランスを崩してしゃがみこんだり、床に膝をついてしまっては、トラベリングとなったり、ボールを取られてしまうリスクが高まります。

ラダートレーニングは、複雑な足捌きと、速い動きのなかでの正しい体の重心の位置を、あらかじめ体に覚えさせてしまうので、予測していなかった体勢になっても、バランスを崩さないように、体が自然と反応してくれるようになります。

当然、もともと覚えているステップを踏むときにも、正しい体の重心を速く見つける能力が向上しているはずですので、スピードやキレが増します。



バスケットにおけるラダートレーニングの効果

あんなにバランスが悪く、よく転んでいたウチの子供が、トレーニングを始めて1か月ほどで、プレー中にほとんど膝をつかなくなったうえに、動きに迫力やキレも出てきました。

特に、ランニングシュートなどは、目に見えて効果が表れ始めました。以前の子供のランニングシュートは、走ること以外に、体のバランスをとるためにも多くの意識を割いていたので、スピードも遅く、こわごわとやっている感じでした。

トレーニングをした後は、体のバランスが向上したおかげで、スピードをつけてシュートすることに全神経を傾けることができるようになったので、ジャンプ前の二歩で一気にスピードに乗れるようになりました。ランニングシュートで、ディフェンスをかわす、ディフェンスにぶつかってバスケットカウントをもらう、といった場面が多く見られるようになりました。

1対1の場面でも、ピボット、クロスオーバードリブルなどでディフェンスを横に少しずらしたら、一気にスピードを上げて縦に抜き去るという、ちょっと前までは考えられないプレーがよく見られるようになりました。

もともとバランスの良い選手であれば、スピードやキレを会得するのは難しいことでないかもしれませんが、お子さんが、どうもバランスが悪い、体が重そうだと感じているのでれば、是非ラダートレーニングをやってみてください。思いがけない効果が出るかもしれませんよ。

ただし、できれば親もがんばって一緒にやりましょう。子供一人ではつまらなすぎるトレーニングですので・・(笑)
  

  
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